英語の定型表現の学習に使えるサイトを教えてくれる第二言語習得研究の本を見つけた

英語備忘録

最近、「最新の第二言語習得研究に基づく究極の英語学習法」(中田達也著)を読んでるんだけど、知らなかったことがたくさん学べて面白い。

しかも2023年9月15日初版発行だから、内容は比較的新しい。

有益な情報がたくさん載ってる。

その中で,英語の定型表現、いわゆるイディオムとかコロケーションとかを学ぶためのサイトを教えてくれてたのはすごくありがたい。

定型表現って単語帳と違って、それが定型表現だと気づくこと自体が難しい。定型表現を形成する一つ一つの単語は簡単なことが多いから、つい見逃しちゃったり理解した気になっちゃったりする。

そこを補えるサイトを教えてくれるのはありがたい。

本の中で紹介されていた定型表現を学べるサイトの中でいいなーと思ったものを5つ書く

サイト5つ

サイト1:The Phrase Finder

イディオムの由来を知るのに役立つサイト。イディオムは形成している単語から意味を推測しにくい定型表現。

ホーム画面下部↓

英語のことわざ、アメリカで生まれたイディオムなどの分類で調べられる。しかも、各表現に画像がついている。全部についているかはまだ未確認だけど。良い

サイトURL:https://www.phrases.org.uk

サイト2:SKELL

コロケーションの学習に使えるサイト

コロケーションはイディオムと違い意味が推測しやすい。あとはcommit a crimeのcrimeをsin,felonyなどの別の単語に置き換え可能なように、意味的に類似した単語に変えることが可能なのが特徴。

SKELLでは単語を検索ボックスに入れて検索すると、その単語の例文のほか、その単語が形容詞ならどんな単語が主語になりやすいか、名詞を修飾するときはどんな名詞を修飾することが多いか、どんな副詞に修飾されやすいかを教えてくれる。すごい。

こんな感じ↓

サイトURL:https://skell.sketchengine.eu

サイト3:Just the Word

SKELL同様、コロケーションの学習の際に有効

名詞を修飾するコロケーション、福祉と組み合わさったころけしょんなど、コロケーションをクラスターに分けてくれているだけでなく、棒グラフで各コロケーションの頻度を可視化してくれている。棒グラフで、どんな言葉と組み合わさりやすいかを可視化してくれてる。これはかなり有益。

helpfulの場合はこんな感じ↓

サイト4:Netspeak

二項対立表現の語順を調べるのに有効なサイト

下記のようにrich and poorだっけ?poor and richだっけ?となった場合はrich, and, poorをそれぞれ{}で囲って検索すると、どの語順で使われることが多いかがパーセント付きで出てくる。ありがたいね。

サイト5:Google Books Ngram Viewer

その語彙が何年ごろにどれくらい使われていたかの推移をみることができる。グーグルのテキストコーパスからその文字列の出現頻度を表示できる。

コーパスっていうのは、この本曰く、「ある目的のために体系的に収集された電子テキスト」(P92より引用)らしい。

こんな感じ↓

サイトURL:https://books.google.com/ngrams

まとめ

この本は他にもいろいろなサイトとか、ITツールを取り扱った英語の学習法を紹介してた。

語彙そのものを文脈もなく覚えようとする学習ってあまり好きじゃないんだけど、実際にYouTubeで出てきた表現についてより深く詳しく知るために今回掲載したサイトが使えそう。だから自分にとってもかなり有益な情報がたくさん詰まったいい本。

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