「あのユーチューバーがこの学習法がいいと言っていたからやろう!」みたいな、とりあえず有名な人の学習法を参考にするのも悪くはないと思うけど、言語学や認知心理学などの科学を扱った本を読むと、語学学習はより楽しくなる。そういった本を読んだうえでそういったYouTuberの意見を参考にすると、世界が変わるだろう。
語学学習のために科学の本を読んで感じたことを語りまくってみる。
語学学習のために科学の本を読む意義
その学習法について、学者はとっくの昔に研究している、その学習法に科学的根拠があるのかを知ることができる
YouTubeやSNSでは「この勉強法が正しい」とか「こういった勉強法はやめたほうが良い」みたいな意見が溢れている。
ただ、そういった意見は言語学者や認知心理学者がとっくの昔に議論していると言ったことがほとんどだ。
しかも、学者はYouTubeやSNSで意見を述べている人よりも遥かに深く考え、科学的な手法で研究しているから、信用度がめちゃくちゃ高い。
学者の意見や研究結果の情報はSNSよりも本で詳しく体系的に述べられている。
だから、第二言語の習得方法について学びたいなら、YouTuberだけじゃなくて言語学や認知心理学の本を読むのが良いってことだ。
自分の語学学習スタイルに迷いがなくなる
本を読まずにYouTuberなどのインフルエンサーの意見だけを取り入れていると、いずれ自分の学習スタイルに迷う日が来る。
「あの人はこう言ってたけど、自分的にはこの学習法はきついんだよなぁ。でもやれって言ってたし。どうしよう…」とか、「Aさんはこの学習法効果あるって言ってたけど、Bさんは効果ないって言ってたな。どっちが正しいんだ」みたいなことを考えてしまう。
そういった学習スタイルに関する迷いは、自分の語学学習のやり方が効果があるのかどうか迷わせてしまう要因になり、迷いが生じる状態で語学学習を続けても、学習に没頭できない。結局中途半端に語学学習を終えてしまうという結果を招いてしまう。
しかし、科学的な根拠を元に意見が展開された第二言語の習得方法に関する本を読むと、自分の学習スタイルに確固たる自信が持てる。
自信を持てば学習法に迷わなくなるし、今自分が学習のどの段階にいるのかを把握できるため、第二言語の学習がより継続しやすくなる。
自分で考えたうえで学習スタイルを確立できる、柔軟にスタイルを変えていける力がつく
そういった本を読み、それぞれの学習法にどんな意味があるのか、自分に足りない力はなにか、何が言語力向上の要因になり得るのかといった知識や学者の意見に触れれば、自分で物事を考えるクセが付き、何が自分に適した学習なのかを自分で結論づける力が手に入る。
その力は自分の語学学習スタイルに確固たる自信をつけてくれる。
学習スタイルに自信が付けば、もう迷いは生じない。
その学習に没頭し、心理的な無理をせず継続することができる。
もちろん、自信があるから、もう確立し終えたからといって学習スタイルをそれに固定し続ける必要はない。
科学は覆ることもあるし、自分の現段階のレベルや身につけたい能力に応じて適切な学習スタイルは変化し続けるからだ。
とはいえ、現在科学以上に客観的に信頼できる情報はないのだから、現在の科学界の情報を参照することには大いに意義があると思う。
まとめ
要するに、ネット上でよく言われている学習法を参考にするのも良いけど、それだけじゃなくて言語学とか認知心理学とか、科学的根拠を元に述べられた本を読もうぜって話。
それはなぜかって言うと、➀巷にあふれる語学学習法は、とっくの昔に学者たちが詳細に研究してくれているから、②巷にあふれる学習法に科学的な根拠があるのかを知ることができるから③自分の学習スタイルに迷いがなくなり、没頭できる、楽しめるようになるから④いろいろな学習法に対して、その学習法にどんな効果があるのか、なぜ効果的なのかを自分の頭で考えることができるようになるから⑤常に自分の学習スタイルを見直し、適切な学び方を自分で確立できる力がつくから
まぁ、英語とか第二言語を勉強している人達は少なからず言語に関する情報に興味を持っているだろうから、言語学とか認知心理学の本を読むのも楽しめるだろう。
学問系の本だからってそんなに気をはらず、気楽に読み始めれば良い。
新しいことを学べてすごく楽しい。
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