海外VTuberの動画は最高の英語教材だ。
海外VTuberの動画には、本人のチャンネルに投稿されているものと、本人の動画の一部だけを抜粋して編集を加えた切り抜き動画がある。
英語を聴き取れるようになりたいとか、語彙を増やしたい。みたいな、英語力を向上させる目的を持っている場合、本人のチャンネルと切り抜きチャンネルのどちらを見れば良いのか。
結論から言うと、大量の英語を聴いて耳を慣らす、英語を楽しむ、動画の要点を掴む力を養う「多観」の視聴をするなら本人のチャンネル、語彙力を上げる、聴き取り能力を向上させる「熟観」の視聴をするなら切り抜きチャンネルが良い。
いきなり多観と熟観と言われても分からないと思うので、簡単に説明する。
多観とは細かいところは気にせず、分からない部分も気にせず、大まかな要点を抑えることを重視する視聴方法だ。
熟観とは意味や音の変化など、細かいところにも意識を向けて英語を聴く視聴方法だ。
多観と熟観については前回の記事で詳しく書いた。↓
大事なのはその結論に至った理由だ。
それをこれから書いていく。
本チャンネルの特徴
VTuberの動画は編集されたものもあるけど、hololiveやにじさんじは基本的には配信がメインだ。
例えば、こういう配信↓
配信なので当然編集はない。
しかも、結構な長さの配信だ。
平均的な配信時間は2~3.5時間とか、それくらいだと思う。
また、配信の場合、日本語と英語ともに字幕がないことも多い。
編集が加わった動画であれば字幕がついていることもある。
本チャンネルの配信ではチャットが見れることも大きな特徴だ。
チャット機能のおかげで、「みんなで一緒に盛り上がってる感」を楽しむことができる。
本人のチャンネルはとにかく量をこなす目的で使うのがいい
上記で書いた本チャンネルの特徴を考えると、配信の場合は長時間になる可能性が高いから、何度も見て復習しようとする(つまり熟観的な視聴方法)と結構負担が大きい。
しっかり復習したとして、配信の10分間の部分の英語を完璧に聴きとれるようになったとしても、
「まだ1時間50分もあるじゃん…最初の10分だけで大変だったのに、まだこんなにあるのか」
という感覚になる。
だから、「配信に出てきた英語表現全部マスターするぞー!」みたいな難しいことは考えずに、とにかく量をこなすこと、なんとなくで動画の要点をおさえることを目的に視聴する多観的な視聴方法の方がいい。
そうすれば、たのしさ100%で本チャンネルの動画を見ることができる。
ただ、現状英語力がかなりあり、知らない表現や聴きとれない部分は少ししかない人は本チャンネルで熟観してもいいかもしれない。
配信時間が長いから繰り返して観るのは結構大変かもしれない。
繰り返して観たいときや復習したいときは、配信を30分、15分くらいに区切って、その30分、15分をリピートする感じで視聴すればやりやすいと思う。
切り抜きの特徴
海外VTuberの切り抜き動画っていうのはこういう動画↓
上の動画は日本人向けの切り抜きチャンネルだ。
切り抜き動画は海外向けのチャンネルでも存在する。
例えばこういう動画↓
海外VTuberの特徴は主に3つある
1つ目は字幕。
切り抜き動画の特徴は日本甚向けの切り抜きチャンネルの場合、日本語字幕を付けてくれている場合がほとんどだ。
仲には上の動画みたいに日本語と英語字幕の両方を付けてくれているチャンネルもある。
海外の切り抜きチャンネルの場合は、字幕無しか、あっても英語字幕のみの場合がほとんどだ。
2つ目は動画時間の長さ。
また、本チャンネルと比べて動画時間が圧倒的に短い。
大体の動画は10分以内に収まっている。
3つ目は、動画の構成。
1つの動画に1つの話題の構成が多い。
ちゃんと話題ごとに切り抜いてくれてるから、話が行ったり来たりしないので頭が混乱しにくい。
配信だとどうしても話が行ったり来たりして「今何の話題をしてるんだ?」って状態になりがちだ。
熟観のときは切り抜きをメインにするといい
切り抜きの場合、1つ1つの動画は短く、日本語字幕や表現の解説などが入っていることが多いので、繰り返し同じ動画を見て語彙を増やしていく、シャドーイングの練習をするといった熟観的な視聴方法と相性がいい。
短い動画なので、「動画に出てきたすべての表現、発音をマスターするぞ!」と意気込んでも、比較的挫折せずに続けられると思う。
少なくとも、熟観は本チャンネルより圧倒的にやりやすい。
切り抜きの動画は多観でも全然使えると思うけど、字幕がついちゃってるとどうしても邪魔になることがある。
YouTubeの機能として字幕を付けてくれれば字幕のONとOFFができるんだけど、動画の中に編集で字幕を埋め込んでいると、字幕を消すことができない。
字幕があるとどうしても文字を追ってしまって耳で音を聴きとるという訓練にならなくなりがちだし、答えが用意されていることに慣れちゃうから、分からないということに耐える力もなかなかつかない恐れがある。
また、長い配信の中でどこが重要な箇所だったか、全体的にどういう配信だったかみたいな要点を抑える練習がやりづらくなってしまうし、長い動画で長時間英語を聴き続けることに慣れる練習もなかなかしづらい。
だから、多観メインにするときは切り抜き動画だけじゃなくて、本チャンネルの配信も見るのをメインにした方がいいと思う。
まとめ 結局本チャンネルと切り抜き両方使った方がいい
本チャンネルにも切り抜きにも、どちらにも良さがある。
多観メインなら本チャンネル、熟観メインなら切り抜きチャンネルってかんじで使い分けるのがいいと思う。
今週の英語
633~639日目 今週の英語
多観 11.6h
熟観 1.1h
ながら聴き 8.7h
熟観が極端に少ない。
確かに、やらない日が多かったからな。
多感やながら聴きはそこまで負荷をかけるトレーニングではないけど、熟観はけっこう負荷がかかるから、「ちょっとしんどそうだな」と無意識に思って避けてるところはある。
あと、多観が楽しくて大量に多観に時間を取ってしまうから熟観に取れる時間が自動的に短くなっているのもある。
熟観もいろいろな知識を吸収出来て楽しいので、もっと時間を増やしたい。
今週も基本的にはGuraのマイクラ配信を見ていた。でも、途中から回を飛ばしながら見るようになった。
アトランティスの建設にそもそも取り掛かっていなかったのが引っ掛かって、いつになったら取り掛かるんだろう?と思ったから。
見た回の1つがこれ↓
ただ、調べた感じ、まだアトランティスは完成していないっぽい。
また、マイクラ配信は回がかなり長くて、ちょっと追うのがしんどく感じてきたので、しばらくはマイクラ配信を見るのを中断するかもしれない。
別のゲームの配信も見たいし。
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