今日は2023年9月9日。
今週、英語を継続して600日を超えた。
英語を続けたと言っても、600日間ずっと同じ方法で英語を続けたわけじゃない。
最初の方はTOEICの勉強してたこともあったけど、今は英語の資格勉強は一切していない。
今やっていることと言えば、YouTubeにある英語の動画を字幕無しで見ていることが大半だ。日本語字幕も英語字幕もつけずに見ている。(同じ動画を2回以上見るときは2回目以降に英語字幕をつけるときもある)
いろいろ右往左往してきたけど、とにかく600日間毎日何かしらの形で英語には触れてきた。
600日経ってどんな力がついたのか、どんなことに気づいたか、忘れないうちに書いておく。
「今週の英語」の欄には、今週見て面白かったYouTubeの動画も貼っておく。
英語を600日続けて身についた力
分からないことを無視する力
英語を聴いていると100%何を言っているのか分からない部分に出会う。
昔は分からない言葉に出会ったときは、分からないまま放置するのが嫌で辞書を引いていた。
でも今は、分からない部分が出てきても調べたりしない。
理由は大きく2つある。
1つ目は、調べる時間がもったいないという考えに落ち着いたからだ。
分からないことを逐一調べると、調べるたびに一時停止してしまうから、必然的に英語を聴く時間は調べないスタイルより短くなる。
1回2回くらいならいいかもしれないけど、それが何回も続いてしまうと英語を聴いたり見たりする時間はどんどん短くなる。
2つ目は、調べなくてもいずれ分かるということに気づいたからだ。
例えば、「dog」という単語の意味が分からなくても、犬が出てくるシーンを絵本やらYouTubeやらで大量にインプットすると、何回も「dog」という単語に出会うはずだから、「『dog』って犬のことを言っているのか?」と予測ができるようになる。
「あくまで予測でしょ?正確に意味を知れるわけじゃないんだからやっぱり調べた方がいいでしょ。」手考える人がいるかもしれないけど、大量のシーンをインプットすればするほど予測の精度は上がっていくし、いちいち調べる時間を考えれば予測に頼った方が絶対に良いと思う。
そもそも、日本語の単語を意味まできちんと調べようとする人なんてほとんどいないだろう。
「かっこいい」とか「シュールだ」とか、こういう言葉の意味をきちんと説明できる人ってどれくらいいるんだ?
ほとんどの人は、「かっこいい」とか「シュール」という単語が出てくる場面を日常生活の中で大量にインプットしてきたから、「おそらくこういうことが『かっこいい』『シュール』ということなんだろう」と予測して使っているんじゃないか?
予測の状態でもちゃんとその単語を使えているんじゃないか?
それと同じことを英語でやればいい。
言葉の意味や使い方を習得する方法は「辞書を引く」だけじゃない。
それに気づくことができた。
英語のコンテンツを日本語のコンテンツと同じように楽しむ力
YouTubeや海外の映画で英語をインプットし始めたときは、「言葉が分からないと楽しめないから、ちゃんと英語字幕と日本語字幕を用意して見よう」と思って、1つ1つの言葉の意味をきちんと理解しながら見ていた。
でも今は、字幕を付けずに見ることが多い。
英語が分かるようになったからではない。
今でも何を言っているのか分からない部分がほとんどだ。
ただ、昔と違うのは「言葉が分からなくても楽しめるようになったこと」だ。
一度字幕をつけずに海外の作品を見てみるといいかも。
言葉が分からなくても何をしようとしているのかはなんとなく分かるから。
何がしたいのか分からなくても楽しめる場合もある。話し手の声がめちゃくちゃ好きなときだ。
言葉が分からない。どういう状況かも分からない。でも声がいいから見る。それも全然ありだと思う。
さっきも言ったけど、今分からなくても文脈を大量にインプットすればいずれ分かるだろうから。
言語の勉強は数学の勉強とは全然違う。
数学は、分からないまま次の単元にいくと破滅するけど、言語の習得のときに分からないまま次のコンテンツに進んでもなぜか分かるようになるらしいし。(自分はまだその状態になっていない。ただ第二言語がめちゃくちゃ得意な人の話を聴いてると、そういう人はたくさんいるということを知ることができる)
「分からないのが気持ち悪い」という状態から抜け出せたのはめちゃくちゃ大きな進歩だと思う。
「わかんない。どうしよう。」とかごちゃごちゃ考えずにとにかく好きな英語コンテンツをたくさん見る。
結局ここに落ち着いている。
英語を600日続けて気づいたこと
TOEICの勉強を早めにやめておいて良かった
TOEICには絵や映像がほとんどない。Part1は写真が出てくるけど、ほとんどは文字と音声だけ。それに、試験対策のために単語帳を使う必要もある。
個人的にこれは楽しくなかった。
絵や映像がほとんどないのは致命的だと思う。
言葉は、今見えている世界や感じ取っている感覚に対して抱いた自分の気持ちを自分の中で整理したり、相手に伝えたりするためのものだ。
言葉が存在する前に、目の前に見えている、もしくは感じ取っている世界や感覚が存在している。
だから、言語を勉強するときには、絵とか映像とか何かしらのビジュアル情報がたくさんあるコンテンツを利用することがほぼ必須だと考えている。
ビジュアル要素がほとんどない英語の資格試験とか受験勉強を言語学習の初期にすることは、不自然な英語の理解を促進しそうで怖い。
最初に受験勉強やTOEICの勉強をやっていたのが全て無駄とは思わないにしろ、受験勉強やTOEICの勉強をしていたせいで感じるデメリット(「分からない部分は完全に理解しなければいけない」という固定観念を作ってしまったとか)もたくさんある。
でも英語を継続し始めて割と早めの段階(英語初めて1年と2か月くらい。)、「言語の勉強は楽しむことが1番重要」ということに気づけたから、まだ良かった。
英語の資格試験を受験するのは、自分の中で英語力がついたと思えるようになった後にしようと思う。
効果的かより、継続できるか
これは個人的な話だけど、英語の勉強法とか調べていると、大半は「効率的な単語の覚え方」とか、「効果的なリスニング勉強法」みたいに、効率とか効果を謳ったサイトや動画だ。
でも、継続できる英語の勉強法を紹介している人はほとんどいない。
自分の中には、言語力を表す公式がある。
言語力=勉強の効果の高さ×継続時間 だ。
効果と継続の掛け算で言語力は表せる。
そして、効果と継続のうち、より大事なのが「継続」だ。
どれだけ効果的な勉強でも、継続しないと意味ないから。
そもそもの話、全く効果のない言語の勉強法って少ないと思う。
言葉を全く意識していない聞き流しには言語力を上げる効果はないかもしれない。
けど、それ以外に効果のない勉強ってあるのかな?思いつかない。
単語を書いて覚えるのは効率悪いけど、効果がゼロなわけではない。
継続の方が重要だということを認識するために、ここからは、効果の高さが10のリスニングの勉強を毎日1時間3か月継続してその後挫折した人と、効果の高さが2しかないリスニングの勉強を毎日1時間5年継続した人の英語力を比較してみよう。
前者は、10×1時間×90日=900の英語力で、
後者は、2×1時間×365日×5年=3650の英語力になる。
つまり、後者の方がリスニング力は高い。
効果はどれだけ高めてもせいぜい10倍いくかいかないかくらいだろう。
でも、継続時間は、20倍にも30倍にも50倍にもなる。
だから継続を重視するほうがいいと思うんだよ。
効果的な勉強はたいていの場合つまらなくなってしまうことが多い。
つまらなくなるとどうなるか。
挫折する。
効果が高くても継続時間が短いと言語能力はたいして上がらない。
じゃあ継続するにはどうするか。
その言語に浸ることを楽しめばいい。
楽しいという感情が結局最強だ。
勝手に継続したくなるし、楽しむことで脳が柔らかくなって知識の吸収率が良くなり、結果的に効率まで上がる。
①で「楽しむことが1番重要」といったのはそれが理由だ。
「これって勉強になってんのか?意味あんのか?」とか考えずにとにかく習得したい言語のコンテンツで自分に合いそうなものを片っ端から見ればいい。
頑張ろうとするとうまくいかない
頑張ろうとするとたいていの場合うまくいかない。
頑張ろうとすると、継続できずに途中でやめてしまう。
なぜなら、頑張ることはキツイことだから。
少なくとも英語力を上げたいのなら頑張ろうとしなくていい。
少しずつ英語の楽しいコンテンツを生活の中に取り入れていけば、英語が楽しいことに気づいて勝手に継続できるし、勝手に英語に使う時間は伸びる。
頑張るんじゃなくて、気楽に娯楽感覚で英語に浸る。
結局これが最強だという結論に落ち着いた。
まとめ
まだまだ気づいたことはたくさんあるんだけど、全部書くとあまりに長くなりすぎいるから特に書きたいやつだけに絞った。
こんな感じで、英語の勉強を600日継続した現在、英語力以外の力の伸びを感じている。
ちなみに英語力の変化はほんの少しは感じる程度で、ほとんど感じない。
もしかしたら、自分が気づいていないだけで結構伸びているのかもしれないけど、YouTubeでネイティブの話す内容をあまり理解できていない時点で、そこまで伸びてはいないんだと思う。
でも、ほんの10ヶ月くらい前までTOEICの勉強してたし、今の英語の浸り方になってからは全然日が浅い(多分2ヶ月くらい?)から、聞き取れなくて当然だと思う。
最近やっとスタートできた感覚。
スタートできるまで継続できてよかった。
今週の英語
598~604日目 今週の英語
YouTube 計16.6h
ながら聴き 計9.4h
今週はいつものVtuberの配信とMarkplierのundertaleの配信を見るのに加えて、YouTubeのkids向けチャンネルの動画を漁って、自分に合いそうなものを発掘した。
Cartoon Networkのチャンネルがあるのは知っていたけど、たまにパワーパフガールズを見ていたくらいでしっかりと見たことはなかった。
Cartoon Networkの「We Bare Bears」 っていうアニメが個人的には好き。
クマが可愛いんだよ。↓
それと、pokemon official の、あれはオリジナルアニメなのかな?とにかくポケモンの英語版のチャンネルにあるアニメが面白い。ポケモンなら日本人でもなじみやすいし、かなりいいと思う。
最近見たThe Official Pokémon YouTube channelの好きなアニメも貼っておく↓
ポケモンのチャンネルの中にはkids向けのチャンネルも別にあったんだけど、その中にあったポケモンの絵本の動画もめっちゃ可愛かった。チコリータ達がノコッチの作った穴に落ちちゃう話。
あとは絵本の読み聞かせチャンネルのStoryline Onlineも良かった。
1か月くらい前に読んだNPO多言語多読の「英語多読」という本で紹介されていたチャンネルだ。
紹介された直後にほんの少し除いただけでちゃんと見ていなかったけど、これは英語のコンテンツ探してる初心者には最高だと思う。
絵本は英語に浸るのにすごくいいコンテンツなんだけど、Youtubeで絵本を読んでくれる人が声に感情を乗せて読み聞かせをしてくれることで、より良質な英語コンテンツになっている。
自分が見たのは「Library Lion」という絵本の読み聞かせの動画↓
最後に、
Little Fox – Kids Stories and Songsというチャンネル。
これもめちゃくちゃ良い。
トムソーヤの冒険を初めて見た。↓まだ途中だけど。
全部挙げたわけじゃないけど、特によかったのはこのあたりかなー。
kids向けチャンネルも開拓し甲斐があるわ。何より、英語にまだ慣れていないうちはこういうkids向けの動画をたくさん見たいしちょうどよかった。
今の悩みは英語以外の勉強とのバランスかな。
限られた時間をどう使うか。ここはまだ難しいところだ。
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